日本唾液腺学会
(事務局)
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会長挨拶

会長吉原俊雄 東京女子医科大学 耳鼻咽喉科 このたび、第58回日本唾液腺学会学術大会を担当する機会を与えていただきました。これまでの本学会学術大会は担当会長形式を取っておりませんでしたが、今回より会長の専門分野やアイデアにより年次ごとに持ち回りとして、より魅力あるものとしていきたいと考えております。
 プログラムはこれまでどおり病理、臨床を主体とした症例検討、基礎研究部門としておりますが、企画として特別講演に筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)の住田孝之教授に「シェーグレン症候群vs IgG4関連疾患」という魅力あるテーマでお話しいただきます。住田教授は日本シェーグレン症候群学会理事長で本分野のリーダー的存在です。 
 セミナーには「sialendoscope(唾液腺管内視鏡)による唾石治療」として本年の世界唾液腺管内視鏡学会(スイス)に私と一緒にFacultyとして参加した防衛医大耳鼻咽喉科松延 毅准教授と私どもの教室の崎谷恵理から新しい術式の紹介を行います。また、パネルディスカッションとして文京学院大学保健医療技術学部作業療法学科栗原トヨ子教授、東京医科歯科大歯学部口腔保健学科教授の杉本久美子教授、文京学院大学保健医療技術学部臨床検査学科下村弘治教授の3人の先生より「唾液はストレスマーカーの最適材料となりえるか」というテーマで討論いただきます。いずれも興味あるテーマですので是非多くの先生方、研究者の方々に参加いただくことを願っております。今回の学術大会をスタートとして今後はより自由な内容となり、日本唾液腺学会に幅広い分野の方々が参加し発展していくことを切望しております。